プログラ生活

プログラム初学者のためのポイントを書いていこうと思います。たまに脇道それた記事もありますが、息抜きだとおもって気長にお付き合いください。

【SQL Server(連載)】正規化(第2正規化) -35-

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前回の続き

今回は、第2正規化についてのはなしです。

第2正規化

前回、第1正規化を行い以下のようにテーブルを設計してきました。

注文番号 注文年月日 商品ID 商品名 単価 数量 顧客ID 顧客名 顧客TEL 顧客住所
1001 2020/12/20 K101 うまい棒 10 3 P501 岡氏 好男 0000-00-0000 東京都
1001 2020/12/20 K112 がりがりくん 60 2 P501 岡氏 好男 0000-00-0000 東京都
1001 2020/12/20 K126 チップスター 150 1 P501 岡氏 好男 0000-00-0000 東京都
1002 2020/12/21 Y516 とまと 90 2 P905 野菜 好子 1111-11-1111 埼玉県
1002 2020/12/21 Y842 きゅうり 30 3 P905 野菜 好子 1111-11-1111 埼玉県

上記の形式で、リレーショナルデータベースとしては扱えるのですが、まだこれではメンテナンス効率の悪い構造ですので、引き続き正規化を進めていきます。

第2正規化では、主キーに従属するカラムを別のテーブルに分離してあげることを目的とします。

関数従属性

一方の値が決まるともう一方の値も決まる関係を関数従属性といいます。
その関係のなかで主キー全てのカラムを用いて値が決まる関係を完全従属、主キーの一部のカラムによって値が決まる関係を部分従属といいます。
では、関数従属性の考え方を用いて、カラムを分離してみます。

TABLE: 売上 Primary Key:注文番号、商品ID

注文番号 注文年月日 商品ID 数量 顧客ID 顧客名 顧客TEL 顧客住所
1001 2020/12/20 K101 3 P501 岡氏 好男 0000-00-0000 東京都
1001 2020/12/20 K112 2 P501 岡氏 好男 0000-00-0000 東京都
1001 2020/12/20 K126 1 P501 岡氏 好男 0000-00-0000 東京都
1002 2020/12/21 Y516 2 P905 野菜 好子 1111-11-1111 埼玉県
1002 2020/12/21 Y842 3 P905 野菜 好子 1111-11-1111 埼玉県

TABLE: 商品 Primary Key:商品ID

商品ID 商品名 単価
K101 うまい棒 10
K112 がりがりくん 60
K126 チップスター 150
Y516 とまと 90
Y842 きゅうり 30







以上、今回はここまで。
次回は第3正規化をやります。