前回の続き
今回は、データの挿入INSERTをやりたいと思います。
INSERT
INSERT文はレコードを挿入するために使います。
文法はこんな感じ
INSERT INTO [テーブル名] VALUES([データ1], [データ2]…)
例えば、Sales.SalesReasonテーブルにデータを追加してみましょう。
なお、SalesReasonカラムは自動採番になっているので、データを指定しなくてもよいものになっています。
INSERT INTO Sales.SalesReason VALUES('Radio Advertisement','Other',SYSDATETIME())
以下のように1件データが追加されました。
念のため確認しますが、たしかにレコードが追加されています。
なお、今回は適当なデータを作ったのでデータを消しておきましょう。
DELETE FROM Sales.SalesReason WHERE SalesReasonID > 10
カラムを指定して挿入する。
例えば、データをNULLで挿入していい場合は、わざわざNULLというデータを書く必要はありません。
この場合は、カラムを指定してINSERTすればよいのです。
INSERT INTO [テーブル名] ([カラム1], [カラム2]…) VALUES([データ1], [データ2]…)
こんな感じに書きます。
では次は、Production.ProductCostHistoryテーブルを使います。
Production.ProductCostHistoryは、EndDateがNULLのデータを許容しているので、これらのデータを指定しないでデータを挿入してみます。
INSERT INTO Production.ProductCostHistory (ProductID,StartDate,StandardCost,ModifiedDate) VALUES(999,SYSDATETIME(),0,SYSDATETIME())
確認してみたところ確かに挿入されており、指定していないカラムはNULLが入っていました。
練習データを消しておきましょう。
DELETE FROM Production.ProductCostHistory WHERE ProductID = 999 and StandardCost = 0
以上、今回はここまで。
次回もINSERT文をやります!!