プログラ生活

プログラム初学者のためのポイントを書いていこうと思います。たまに脇道それた記事もありますが、息抜きだとおもって気長にお付き合いください。

【Python連載】辞書-017-

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前回の続きで、今回は辞書型をやります。

辞書型

辞書型はリストを要素ごとにラベルづけしてあげるものです。

さっそくやってみましょう。

n = {"名前": "よしお",  "身長": 180, "体重": 70}

n

f:id:hanabusa-snow:20210915084757p:plain

辞書を作ることができました。
リストであればインデックス番号を指定して要素を引取り出せますが、辞書の場合は要素の名前でデータが取り出せます。

n["名前"]

f:id:hanabusa-snow:20210915084939p:plain

このとき、データラベルとキー、データをバリューと呼び、バリューはキーで呼び出すことを可能にしています。

データの追加

データの追加もとても簡単です。

n["身長"] = 190

n

f:id:hanabusa-snow:20210915085133p:plain

キーとバリューを指定すれば追加できます。

データの削除はキーを指定してあげるだけです。

# 体重のデータを削除してみよう

n.pop("体重")

n

f:id:hanabusa-snow:20210915085245p:plain

2次元辞書

辞書の中に辞書を入れる、つまり2次元辞書も作れます。

# まずは2人のデータを変数yoshio,hanakoに入れます。

yoshio =  {"身長": 180, "体重": 70 , "性別" : "男"}
hanako =  {"身長": 160, "体重": 45 , "性別" : "女"}

print(yoshio)
print(hanako)

f:id:hanabusa-snow:20210915085356p:plain
このとおり、まずは2つの辞書をつくりました。

2つの辞書を1つの辞書にまとめます。

# 2人のデータを変数meiboに入れます。
# この際に、名前をキーにします。

meibo = {"よしお" : yoshio , "はなこ" : hanako}

meibo

f:id:hanabusa-snow:20210915085457p:plain

この辞書の要素を取り出すときは、このようにします。

# はなこさんの体重を取り出す
meibo["はなこ"]["体重"]

f:id:hanabusa-snow:20210915085538p:plain

以上、今回はここまでです。


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【Python連載】タプル -016-

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↑前回の続き

今回はタプルを紹介します。

タプル

タプルはリストにとてもにていますが、大きい特徴としては作成後に要素を変更することができないということが挙げられます。

では試してみます。

タプルを作成

n = ("あ", "い", "う", "え", "お")

n

f:id:hanabusa-snow:20210914084641p:plain

リストと同じようにあ塚つことができます。

print(n[2])
print(n[2:4])
print(n[2:])
print(n[:4])

f:id:hanabusa-snow:20210914084736p:plain

タプルは変更できない

タプルは作成後に変更することができないことを確認してみます。

# タプルは変更ができない。その1
# エラーになります。

n[2] = "か"

f:id:hanabusa-snow:20210914084858p:plain

# タプルは追加ができない。その2
# エラーになります。

n.append(1."か")

f:id:hanabusa-snow:20210914084931p:plain

# タプルは削除ができない。
# エラーになります。

n.pop(1)

f:id:hanabusa-snow:20210914084957p:plain

こんなかんじで、いずれもエラーになります。

作成はリストと扱い方がほぼ同じ

例えば、内包表記も可能です。

n = tuple(i for i in range(1, 11))

n

f:id:hanabusa-snow:20210914085106p:plain

こんなかんじで、扱うことができるタプルを紹介しました。


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【Python連載】リストの活用 -015-

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今回は、リストを活用したちょっとしたテクニックを紹介します。

インデックスと要素を取り出す

リストの要素と、それが何番目の要素かということを知りたい時があります。
そんなときは、enumarateを使いましょう。

n = ["あ", "い", "う", "え", "お"]

for i,char in enumerate(n):
    print(i,char)

f:id:hanabusa-snow:20210910082811p:plain

2つのリストを要素ごとにまとめる

2つのリストを要素ごとにリストにしたいというときがあります。 そんなときは、zipをつかいましょう。

n = ["あ", "い", "う", "え", "お"]
m = ["か", "き", "く", "け", "こ"]

[i for i in zip(n,m)]

f:id:hanabusa-snow:20210910082951p:plain

こんなかんじで、リストはたくさんの要素を一つの変数に入れられる便利なものですが、さらに応用的につかうことでさまざまなデータを格納することができます。
テクニックを駆使することで、よりコードを短くできるのでぜひ覚えておきましょう。

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【Python連載】多次元リスト -014-

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今回は、リストの要素にリストを入れた多次元のリストを紹介します。

2次元リスト

リストを3つ作って、それを要素とするリストを作成してみます。

s = [0, 1, 2]
t = [3, 4]
u = [5, 6, 7, 8]

r = [s, t, u]

r

こんなかんじに、リストの中にリストが入りました。
f:id:hanabusa-snow:20210528090641p:plain

こんなかんじに、どんどん入れ子にしていけば、3次元、4次元となっていきますが、今回は2次元にとどめておきます。

2次元リストの要素を呼び出してみる。

2つ目の要素を呼び出してみます。

r[1]

インデックス番号は0から始まるので、2番目は1で呼び出せます。
f:id:hanabusa-snow:20210528090821p:plain

さらに、掘り下げて「3」だけをとるにはこのようにします。

r[1][0]

このとおりです。
f:id:hanabusa-snow:20210528090936p:plain


以上になります。

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【Python連載】リスト内包表記 -013-

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今回は、繰り返しを用いた簡単なリストの作り方である、リスト内包表記を紹介します。

リスト内包表記

まず、通常のfor文を使って、0から9までのリストを作成してみます。

r = []

for i in range(10):
    r.append(i)
    
r

この通り、できました。
f:id:hanabusa-snow:20210526083234p:plain


では、リスト内包表記を使ってみるとこんな感じに1行で書けます。

r = [i for i in range(10)]

r

この通り、さきほどと同じ結果が得られます。
f:id:hanabusa-snow:20210526083424p:plain

if分も使えます

例えば、20未満の整数で3の倍数だけを取り出すとき、こんな風に書けます。
※ あえて、forとifをつかってますが、もっと簡単にかけます。

r = []

for i in range(1, 20):
    if i % 3 == 0:
        r.append(i)
        
r

この通り、できました。
f:id:hanabusa-snow:20210526083706p:plain


では、リスト内包表記でやってみます。

n = [i for i in range(1, 20) if i % 3 == 0]

n

こんなかんじで同じ結果が得られます。
f:id:hanabusa-snow:20210526083811p:plain

以上です。コードは少なくすっきり書くと、見やすくなり修正も加えやすいです。
ぜひ覚えておきましょう!!


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【Python連載】リスト(range) -012-

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前回に続き、今回もリストです。
今回は、rangeというものを使って、複数の要素を簡単に作ってしまします!!

range

range()は範囲を決めるもので、list()と合わせることで、複数の要素を作成します。
では、20未満の要素のリストを作成してみます。

n = list(range(20))
n

以下のように、0から始まっていることに注意しましょう。
range(20)は0以上、20未満の範囲となります。
f:id:hanabusa-snow:20210521084053p:plain


次に、rangeの引数を2つにしてみます。

n = list(range(5, 20))
n

これは、5以上20未満の範囲の要素をリストにしたものになります。
f:id:hanabusa-snow:20210521084313p:plain


今度は引数を3つ入れてみましょう。

n = list(range(5, 20, 3))
n

5以上、20未満の範囲で、3区切りで増加する要素ということになります。
f:id:hanabusa-snow:20210521084440p:plain

以上今回はここまでです。


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【Python連載】リストのコピー -011-

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今回は前回のリストの変更に続き、リストをハンドリングする方法として、リストをコピーする方法を紹介します。

リストのコピー

作成したリストは、単純に別の変数に代入しようとすると失敗します。
例を紹介します。

まずは、以下を実行してみましょう。

o = ["さ", "し", "す", "せ", "そ"]

p = o

p.append("た")

p

oをpに代入して、pに「た」を加えたので、以下のように表示されます。
f:id:hanabusa-snow:20210520100557p:plain

次に、oを表示してみます。

o

以下のようになります。
f:id:hanabusa-snow:20210520100652p:plain
!!!なんとpに追加したはずの「た」がoにも追加されてしまうのです。

参照渡し

実は、pにoを代入するとき、参照渡しという方法で値を渡しています。
つまり、pはoを参照するショートカットのようなオブジェクトが生成されているのです。

ちなみに、変数にはそれぞれにユニークなIDが湯よされているのですが、id()というものを用いると、確認ができます。

print(id(p))

print(id(o))

pとoのIDが同じということがわかります。
f:id:hanabusa-snow:20210520101203p:plain

つまり、pはoを参照していたので、pに追加しようと思った要素は実はoに追加されていたということなのです。
これを値の参照渡しと呼びます。

コピー

では、リストはコピーができないのかということなのですが、ちゃんとできますのでご安心を!!
copy()というもので、それが実現できます。

o = ["さ", "し", "す", "せ", "そ"]

p = o.copy()

p.append("た")

print(p)

print(o)

このようにpに「た」を加えても、oに影響がないことが確認できます。
f:id:hanabusa-snow:20210521083700p:plain


以上今回はここまでです。

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