プログラ生活

プログラム初学者のためのポイントを書いていこうと思います。たまに脇道それた記事もありますが、息抜きだとおもって気長にお付き合いください。

【Python連載】変数 -006-

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前回の続きです。

今回は、変数の扱い方について説明します。

変数

変数とは、あらかじめ決められない数を設定しておくものです。
英数記号で設定しますが、数字始まりとはできないルールになっています。

では、例を出してみます。

#x+5のxに2を代入する
#イコールの左に変数を、イコールの右に代入したい数をかく
x = 2

x + 5

xに2を代入して、xと5を足します。
こんな感じの結果です。
f:id:hanabusa-snow:20210427085003p:plain


こんな使い方もできます。

#xにx+2を代入する。
x = 5

x = x + 2

x

xに5を代入して、x+5の結果をxに代入して、xを表示する。
数学的な視点で見ると数式が矛盾しますが、イコールは代入するというように理解しましょう。
f:id:hanabusa-snow:20210427085232p:plain


以下は上記と違って、xに2を加えるという意味で、単純な記述になります。

#xに2を足す。
x = 5

x += 2

x

こんなかんじです。
f:id:hanabusa-snow:20210427085400p:plain


減算もできます。

#xに2を引く。
x = 5

x -= 2

x

こんなかんじです。

f:id:hanabusa-snow:20210427085458p:plain


以上、今回はここまでです。

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【Python連載】演算子 -005-

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前回の続きです。

今回は演算子について扱っていきます。

演算子

演算子はそのままのとおり、数値の演算を行うことに利用します。

さっそく、各種計算を試してみましょう。

# 足し算
print(12 + 34)

# 引き算
print(34 - 12)

# かけ算
print(10 * 30)

# わり算
print(50 / 20)

# 累乗
print(5 ** 3)

# 商
print(50 // 20)

# 余り
print(50 % 20)

f:id:hanabusa-snow:20210426084631p:plain
代表的な計算はこんなかんじです。
余りだけなんて求めるのに使うのか!?と思われる方もいるかもしれませんが、これが結構使うのです。
詳しくはまた必要な時に紹介します。

文字列と演算子

文字列を演算子で扱う目的は、文字列どうしを結合したり、一部を切り出したりすることを目的とします。

ではためしてみましょう。

#文字列と文字列を連結する。
print('abc' + 'def')

# 文字列をn回繰り返す。
print('abc' * 5)

#文字列のn番目の文字を取り出す。
print('abcde'[3])

# 文字列からn番目以降m番目(の手前)までの文字列を取り出す。
print('abcde'[2:4])

# 文字列からn番目以降の文字列を取り出す。
print('abcde'[2:])

# 文字列からm番目(の手前)までの文字列を取り出す。
print('abcde'[:4])

こんなかんじです。
f:id:hanabusa-snow:20210426084952p:plain
こんなこと必要なの!?とおもいますが、これもやはり実用することがあるんです。

比較演算子

比較演算子はその名の通り、比較を行います。
それらが、正しければTrue、正しくなければFalseの結果になります。

試してみます。

# 3と3は等しいか?
print(3 == 3)

# 3と4は等しいか?
print(3 == 4)

#3と4は等しくないか?
print(3 != 4)

#3は4より大きいか?
print(3 > 4)

#文字列'py'と文字列'thon'は同じか?
print('py' == 'thon')

こんなかんじです。
f:id:hanabusa-snow:20210426085256p:plain
次回以降紹介する、条件分岐や繰り返しでは多用するのでよく覚えておいてください。

以上、今回はここまで。

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【Python連載】実行結果を表示する -004-

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前回はショートカットコマンドを紹介しました。
今回からいよいよプログラムを実行するのですが、まずは実行結果を表示するところです。

実行結果を表示する

まずは単純に以下のように書いてください。

123

こんなかんじにそのまま表示されます。
f:id:hanabusa-snow:20210423083722p:plain


数値でなく、文字列の場合はシングルクオーテーションかダブルクオーテーションをつけます。

'ABC'

こんなかんじです。
f:id:hanabusa-snow:20210423083855p:plain

PRINT

例えば、つぎのように複数の表示をさせようとこころみます。

123

456

しかし、表示されるのは456だけ。
f:id:hanabusa-snow:20210423083959p:plain

このように、最後の結果だけが表示されてしまいます。
このとき役に立つのがprint()です。
print()は途中の実行結果を表示してくれます。

なので、

print(123)

456

とすると、123も表示されます。
f:id:hanabusa-snow:20210423084203p:plain

PRINTの応用

print()はカンマ区切りに連続で書くと、書いた内容を連結してくれます。

print('p', 'y', 't', 'h', 'o', 'n')

こんなかんじです。
f:id:hanabusa-snow:20210423084429p:plain


ただし、間隔にスペースが入ってしまっているのでこれをとってあげます。
最後に、sep=''といれればOKです。

print('p', 'y', 't', 'h', 'o', 'n', sep='')

f:id:hanabusa-snow:20210423084541p:plain

sepは空文字を指定すると間隔をなくしてくれますが、それ以外の文字列だと間にそれを入れてくれます。

print('p', 'y', 't', 'h', 'o', 'n', sep='-')

こんなかんじです。
f:id:hanabusa-snow:20210423084703p:plain

以上今回はプログラム結果を表示してみました。

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【Python連載】ショートカットコマンド -003-

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前回は、JupyterNotebookを起動してプログラムを実行するところまでやりました。 今回は、とても便利なショートカットコマンドを紹介します。
※ショートカットコマンドはキーボード配列が異なるWindowsとMacでは違うので注意してください。

プログラムの実行

代表的なショートカットコマンドは以下の通りです。

操作内容 Windows Mac
セルを実行する Ctrl+Enter Command+Enter
セルを実行し、下のセルに移動する Shift+Enter Shift+Enter
セルを実行し、下にセルを追加する Alt+Enter Option+Enter
コメントアウト Ctrl+/ Command+/
上にセルを追加する A A
下にセルを追加する B B
選択しているセルをカット X X

注意なのですが、上記表で上から4つ目まではセル内で操作しているときに行うコマンドなのですが、下から3つまではセル外で操作するコマンドです。

セル内を操作しているときは緑色になります。
このとき、セルを実行する~コメントアウトまで使用可能。
f:id:hanabusa-snow:20210422085311p:plain

セル内の外側をクリックすると青色になります。
このとき、上にセルを追加する~選択しているセルをカットまで使用可能。
f:id:hanabusa-snow:20210422085340p:plain

ショートカットコマンドはまだまだたくさんある。

ここをおすと・・・ f:id:hanabusa-snow:20210422085559p:plain

一覧が出てきます。
f:id:hanabusa-snow:20210422085616p:plain

以上、今回はここまでです。

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【Python連載】JupyterNotebookの使い方 -002-

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前回はAnacondaをインストールしました。
今回はAnacondaパッケージのひとつのJupyterNotebookの使い方を説明します。

JupyterNotebook

前回、AnacondaNavigatorを表示させましたが、そこから呼び出せます。
f:id:hanabusa-snow:20210421083852p:plain


また、直接呼び出すことも可能です。
f:id:hanabusa-snow:20210421083944p:plain


画面が開けたら、右上のNEW→Python3を選択してください。
f:id:hanabusa-snow:20210421084118p:plain


ここにプログラムを書いていきます。
f:id:hanabusa-snow:20210421084151p:plain


まずはファイルを保存するためにファイル名を決めてあげましょう。
下の赤丸をクリックしてください。
f:id:hanabusa-snow:20210421084301p:plain


ファイル名を決めます。
拡張子は勝手につくので考慮しなくてよいです。
f:id:hanabusa-snow:20210421084351p:plain


さきほどのメニューに戻るとしっかりRENAMEされていることがわかります。
f:id:hanabusa-snow:20210421084417p:plain

プログラムの実行

さて、ではプログラムを実行してみます。
適当な計算をかいて、RUNを押してみましょう。
f:id:hanabusa-snow:20210421084708p:plain


実行されて、下にセルが追加されました。
基本的にはこういう感じでプログラムをどんどん書いては追加していくというかんじです。
f:id:hanabusa-snow:20210421084727p:plain


書き換えて何度でも実行可能です。
実行した回数が左に出てきていることがわかりますね。
f:id:hanabusa-snow:20210421084808p:plain


1番下のセルを実行するとセルが追加されるのがわかると思います。
f:id:hanabusa-snow:20210421084837p:plain

以上、今回はJupyterNotebookを起動して、簡単ですが実行方法を紹介しました。
次回以降もプログラムを実行しながら、その他のいろいろな機能を紹介を紹介していきたいと思います。

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【Python連載】環境構築 -001-

本日より、Pythonの連載記事を書くことにしました。
Pythonは文法が読みやすく、初心者にはとても学びやすい言語です。
本連載では、データ分析でよく使われるパッケージのAnacondaをインストールして、JupyterNotebookで話題を進めていこうと思います。

Anacondaとは??

AnacondaはPythonでよくつかわれるたくさんのライブラリを一度にインストールしてくれる、お手軽パッケージです。
では、インストール手順を紹介します。

ダウンロード

まずは以下のサイトにアクセスをしてください。

www.anaconda.com


以下のようなサイトが表示されると思います。
f:id:hanabusa-snow:20210420151549p:plain
Products → Individual Edition
の順にクリックしてください。


こんな画面が表示されると思います。
f:id:hanabusa-snow:20210420151837p:plain
Downloadをクリックします。


OSの選択を聞かれるので、ご自身のコンピュータに合わせてクリックしてください。
f:id:hanabusa-snow:20210420152003p:plain
次はインストールです。

インストール

ダウンロードできた実行ファイルを実行すると以下のような表示になると思います。(わたしはWindowsですが、他のOSでもさほど違いはないとおもいます。)


f:id:hanabusa-snow:20210420152103p:plain
I Agree を押す


f:id:hanabusa-snow:20210420152123p:plain
そのコンピュータのどのユーザーにインストールさせるか。
自分だけでよければJust meを押す。


f:id:hanabusa-snow:20210420152312p:plain
インストールする場所を聞かれる。
デフォルトのままでおおよそ問題ありません。


f:id:hanabusa-snow:20210420152453p:plain
オプションの選択です。
「Add Anaconda to my PATH environment variable」は、環境変数のフォルダを追加するかということですが、非推奨(Not recommended)なのでそのままでよいとおもいます。 「Register Anaconda as my default Python 3.7」はAnacondaバージョンのデフォルトのPython3.8でいいですか??と聞いています。特段理由がなければこれもそのままでOKです。


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インストールがはじまります。
そこそこ時間がかかると思うので気長に待ちましょう。


f:id:hanabusa-snow:20210420152835p:plain
終わるとこんな画面が表示されます。


f:id:hanabusa-snow:20210420152859p:plain

チュートリアルなどのページを開くか確認されます。
必要なければチェックを外してFinish」で終了です。

確認

きちんとインストールできていればANACONDA NAVIGATORというものが開けるはずです。
メニューの検索画面にANACONDAと入力すれば出てくると思います。
f:id:hanabusa-snow:20210420153350p:plain


開いてみるとこんなかんじです。
f:id:hanabusa-snow:20210420153315p:plain

以上、今回はここまでです。
次回はJupyterNotebookを開いて、プログラムを書いてみたいと思います。

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